胸郭出口症候群

その手の痺れ、胸郭出口症候群かもしれませんよ

症状

 腕の痺れ

 肩や腕、肩甲骨周囲の痛み

 肘の内側から小指にかけての痺れや、刺すような痛み

 手の感覚異常

 握力の低下

 指の細かい動きがしにくい

 親指や小指の付け根の筋萎縮

  

  

  

 

問診表の記載 カウンセリング 施術前検査 

初めての方は問診票のご記入をしていただきます。

問診表はあなたの腕の痺れ等の原因を知る手掛かりとなりますので、しっかりとご記入をお願いします。

問診表が書き終わりましたら問診表を元にカウンセリングをしていきます。

その後、施術前検査で痛みの出る動き、出ない動き等を確認して腕の痛みの原因を探します。

上肢やその付け根の肩甲帯の運動や感覚を支配する腕神経叢と鎖骨下動脈は、①前斜角筋と中斜角筋の間、②鎖骨と第1肋骨の間の肋鎖間隙、③小胸筋の肩甲骨烏口突起停止部の後方を走行しますが、それぞれの部位で絞めつけられたり、圧迫されたりする事があります。

胸郭出口症候群は神経障害と血流障害に基づく上肢痛、上肢の痺れ、頚肩腕痛を生じる疾患の一つです。

胸郭出口にはいくつかの物理的に狭い空間が存在しており、こうした場所で神経や動脈が圧迫されることがありますので、どこで圧迫されてるか施術前検査で確認していきます。

胸郭出口症候群の代表的な検査

  • アドソンテストは、前斜角筋と中斜角筋の間
  • ライトテストは、小胸筋の肩甲骨烏口突起停止部
  • エデンテストは、鎖骨と第一肋骨の間の肋鎖間隙

神経や動脈が胸郭出口で圧迫されることで、胸郭出口症候群が発症します。

胸郭出口の狭窄部位としては、3か所知られています。

首から腕に向かって順に、以下の通りです。

  • 斜角筋と呼ばれる首の筋肉で構成される部分
  • 鎖骨と肋骨の間
  • 胸の筋肉である小胸筋と肩甲骨との間に構成される部分

こうした狭窄部位で神経や動脈が圧迫を受ける可能性が高く、それぞれ斜角筋症候群、肋鎖症候群、小胸筋症候群(過外転症候群)といった名称がつけられており、これらを総称して胸郭出口症候群といいます。

胸郭出口症候群は首から手に向かう神経の通り道で神経に負担をかけ、だるさや痛み、しびれを出してしまう病気なのです。

 


施術

胸郭出口症候群は首や胸・鎖骨周りの筋肉の硬さが原因である事が多いので、その辺りを中心に筋肉を緩める施術をしていきます。

初めに電気治療器を首や背中、肩まわりにあて、筋肉を緩めやすい状態にします。

次は手技にて首や背中、肩甲骨周りの筋肉を緩めます、脇の下付近は癒着して動きに影響を与えている筋膜同士を剥がしていきます。

次に横向きになり、上肢を動かしながら肩まわりの癒着した筋膜を剥がします。

次に仰向けになり、 首や胸・鎖骨周りの筋肉の硬さを手技にて緩め、その後に胸と肩まわりの筋膜を剥がします。

手技の最後は座位にて首や胸・鎖骨周りの筋膜を緩めます。

施術では血管、神経の通り道がしっかりと確保できるように筋肉と筋膜を調整して、血管と神経に圧迫力や牽引力の負担が掛からないようにしていきます。

 


施術後検査と説明 アドバイス 

初めに行った検査をもう一度行い、痛みや痺れの原因を施術することでどう変わったか確認してもらいます。

今後どんなペースでどのような内容で施術してくかをお伝えさせていただきます。

胸郭出口症候群は猫背で肩甲骨が前に倒れている姿勢だと起こりやすくなります。

デスクワークやスマホの見過ぎで頭や首が前に出て背中が丸くなっている姿勢がまさにその姿勢です。

●胸郭出口症候群とは血管や神経が圧迫または引っ張られるストレスによって起こる
●首や胸・鎖骨周りの筋肉の硬さが原因である事が多い
●普段の姿勢やバッグの持ち方に注意が必要

痛みが解消したら終わりではなく、症状が再発しない身体を作っていきますのでホームエクササイズもお伝えさせて頂きます。

今後どこを、 どのように、どれくらいの頻度で調整していくかを納得して頂くまで丁寧に説明させて頂きます。

不安な点や、わからない事があれば遠慮なく聞かせてください。

 


ページの上部へ戻る